[H-GAME] Master×Re:master
ストーリー 主人公・後藤弓(ごとう きゅう) と美槻七海(みつき ななみ) は、子供の頃からの幼なじみ。
弓はちょっとマイペースなところはあるが、それなりに正義感や責任感を持った青年。
七海はちょっとオカルト趣味なところはあるが、社交的でどこまでも明るいお茶目な美少女。
そんな七海の趣味が高じて結成されたオカルト研究会では、一癖も二癖もある者ばかりが集まっていた。
ある日七海は、会長の真行寺冴香(しんぎょうじ さえか) から魔術用具を扱うという奇妙な古物店の話を聞かされる。
そして弓の制止も聞かずにその店を訪れた七海は、そこで一冊の書物を手に入れた。
『Grimorium Verum』――ラテン語で 『真の魔導書』 という名のその書物は、“悪魔” と呼ばれる様々な存在と契約する方法が網羅してあるという。
入手早々、その本の真偽を確かめるために七海はさっそく儀式を行う。もちろん弓を伴って。
真っ赤に染まった満月が輝く夜、七海の行った儀式で闇の世界への扉が開かれ、“メフィストフェレス” と名乗る存在が現れた。
しかし “魂を代償に七海に力を授ける” という契約を持ちかけられ、弓はとっさに七海の魂を守るため儀式を妨害してしまう。
その瞬間、倒れ伏す弓。 そしてメフィストは哂いながら契約の完了を告げる。
「そなたに授けた能力の大部分は、その男の精神に宿った。この大いなる力を行使したい時は、その男を介して使うが良い。時と場合によっては、思わぬ程の結果をもたらすこともあろう。 望む結末か、望まぬ結末かは……悪魔のみぞ知る」
こうして数奇な運命に導かれ、弓と七海は二人一組の “契約者” となってしまう。
その日から、二人を取り巻く世界が変貌する。
彼らの周りで次々と起こる奇怪な事件――銃弾無き銃撃、謎の集団自殺、超厳戒警備が敷かれた中での爆破テロ――。
その事件の裏側に潜む、彼らと同じ “契約者” の存在。そして彼らが悪魔たちに与えられた “啓示(リヴェレイション)” の力の介在。
まるで何者かの意思に導かれるかのように出会い、己と己の啓示をぶつけ合う契約者たち。
そして、二人の周囲の者たちも次々と闇の声を聞き、啓示を受けていく。
世界の終わりが始まる中、彼らはもう元の日常に戻ることは出来ないのか。 戦うこと以外に道は無いのか。
魔王(かみがみ)と契約を交わした少年少女が繰り広げる、命を賭した果て無き舞踏会(バトル)が、いま始まる――!